なぜ投資未経験者がソーシャルレンディングの口座開設をはじめているのか|初心者におすすめなソーシャルレンディングサービス5選

超低金利時代になってから、銀行にお金を預ける旨味はなくなりつつあります。

マイナス金利政策の下では、今以上の銀行預金による金利は望めず、それどころか逆に利息を払う必要がでてくるかもしれません。

その為、今日では銀行にお金を眠らせているのではなく、運用しようという動きが活発化しています。

つまり、資産を運用してお金を増やそうという考えが広がっているのです。

これは、なにも十分な資産がある方に限った話ではありません。

働き始めて間もない20代や30代の方にも同じような動きが起こっています。

投資未経験者が初めての投資としてソーシャルレンディングを選ぶ6つの理由

数ある金融商品の中で、今最も注目されているのはソーシャルレンディングでしょう。

金融商品を今まで扱ったことのない投資初心者には、とても魅力的な投資先です。

ソーシャルレンディングとは、「お金を借りたい個人や企業」と「お金を貸したい個人や企業」をネット上で結びつけるサービスです。

サービス営業者は融資先別にファンドを組成して、投資家はそれに投資する形でリターンを得ます。

ファンドでは、”運用期間”、”予定利回り”、”最小投資額”などが予め設定してあり、案件によっては”担保・保証”が付いているものもあります。

その中で自分の希望する条件に合うものに投資していきます。

ソーシャルレンディングが投資未経験者におすすめで、実際に初めての投資として選ばれているのには、幾つか理由があります。

理由① デフォルトリスクが低い

デフォルトリスクが低い

デフォルトリスクとは債務者(この場合は融資先企業)の財務状況の悪化により債権の回収ができない状況に陥る危険性のことを言います。

ソーシャルレンディングは、デフォルトリスクが低く安全性が高いと言えます。

返済が滞りがちな個人ローンからの撤退後は、安全性は高まり殆どのサービスにおいてデフォルトは起こっておりません。

また、担保や保証が設定されている案件も多く、金融知識がそこまでない投資初心者でも安心して資産を運用することが可能です。

理由② 利回りが安定している

利回りが安定している

ソーシャルレンディングの利回りは、案件ごと一定に設定されております。

不動産投資のように早期償還の多い案件や、海外投資のように為替差損益が発生するものを除けば、ソーシャルレンディングではほぼ期待通りのリターンを受け取ることができます。

その他の金融商品は、経済状況や景気によって投資したものの価値が変動しやすいということです。

また、利回りが安定しているだけでなく、10%以上の高利回り案件が多いこともソーシャルレンディングが選ばれている理由です。

理由③ 最小投資額が1万円から

1万円で投資可能

ソーシャルレンディングは少額投資が可能です。

ほとんどのサービスでは10万円もあれば十分にソーシャルレンディングを利用することができ、中には最小投資額が1万円からのサービスもあります。

従来の投資は、ある程度まとまったお金が必要でした。

しかしソーシャルレンディングでは、少額投資が可能なこともあり、今まで投資には縁がないと思っていた方でも気軽に利用することができます。

実際にソーシャルレンディングをはじめる多くの方が投資未経験者なのです。

理由④ 運用期間が予め決められている

運用期間が予め決まっていることにはメリット・デメリットがありますが、投資初心者にとってはプラスに働きます。

FXや株、投資信託などでは売買のタイミングがとても重要です。

どのように値動きをするか予測し、損切りのラインを決めておかなければ大損をしてしまうかもしれません。

一方、ソーシャルレンディングでは案件ごとに運用期間が定められているため、途中解約はできません。

一度投資してしまえば、運用期間が終了するまで待つだけなので、他の金融商品のように値動きを追う必要もなく、ソーシャルレンディング会社からの報告をただ待つのみです。

理由⑤ 専門的知識をそれほど必要せず、初心者でも運用できる

ソーシャルレンディングでは、専門的知識はそれほど必要ありません。

公募しているファンドの投資先は、サービス営業者の厳しい審査を通過したものであり、業界全体で見てもデフォルトした案件はほとんどないため、安定した資産運用が可能です。

これほど簡単でリスクの低いものは、他の金融商品と比較してもなかなか見つからないのが現状です。

理由⑥ ソーシャルレンディングは銀行の定期預金の約100倍の利回り

利回り100倍

銀行の定期預金の金利は、高いところでも0.1%程度です。

一方、ソーシャルレンディングでは、利回りが10%を超えるものも少なくありません。

例えば、100万円を銀行の定期預金に預けてても1年間で利息は1000円しか貰えません。

ソーシャルレンディングでは1年間運用するだけで10万円。銀行預金で得られるリターンの100倍です。

もちろん、多くのソーシャルレンディング業者がデフォルト案件を出したことがないと言ってもリスクはゼロというわけではありません。

ただ、100万円とは言わずともたった1万円の投資でも、定期預金の100万円の利息に相当するということはとても魅力的です。

大きな初期投資を必要とする不動産投資でも10%の利回りは魅力的でもあると言えるので、いかに利回り10%が魅力的かは言わずもがなです。

余裕資産の数分の一でも良いので、少しずつ投資に触れてみるのも良いと思います。

投資未経験者のためのソーシャルレンディング会社の選び方

ポイント① 出金手数料無料を選ぶ

出金手数料無料

ソーシャルレンディングは投資したお金を引き出す際、出金手数料がかかることが多いです。

投資初心者は少額投資から始める場合が多いので、数百円であっても手数料にかかるコストは抑えたいところです。

中には、出金手数料が無料のソーシャルレンディング業者もあるので、投資初心者で少額投資される場合は出金手数料無料のサービスを選ぶと良いでしょう。

ポイント② 担保・保証が付いているものを選ぶ

担保・保証付き

デフォルトリスクを減らすため、担保や保証が付いている案件に投資すると良いでしょう。

不動産投資案件は投資先不動産が担保に設定されていることが多いです。

中には担保だけでなく、保証も付いている案件もあります。

ポイント③ 大手・老舗を選ぶ

大手老舗

サービスの信頼性は、サービス運営者や運営歴から判断すると良いでしょう。

運営会社が大手であれば会社が倒産するリスクは少ないので、持続的なサービスが期待できます。

また、運営歴が長い老舗に関しても信頼性が高いと言えます。

初心者におすすめなソーシャルレンディングサービス5選

SBIソーシャルレンディング

SBIソーシャルレンディングは日本で2番目に創業されたソーシャルレンディング会社です。
SBIホールディンググループ会社の1つでもあります。

・出金手数料無料
・担保付案件多数取扱
・運営会社は上場企業のグループ会社
・2011年サービススタート(日本で2番目)

上記のように、初心者におすすめな会社選びのポイントを全てクリアしています。

利回り平均は2.6%と他と比べると低いですが、SBI証券を担保に貸付を行う”SBISL証券担保ローン”(2017年9月で取扱い終了)や、金融事業者に貸付を行う”SBISL不動産担保ローン事業者ファンド”など、デフォルトリスクが極めて低い安全な案件を多数取り扱っています。

少額投資から始めたい投資初心者、高利回りよりもリスクをできるだけ抑えて利息を得たい方などにおすすめです。

SBIソーシャルレンディング

口座開設 無料
出金手数料 無料
最小投資額 1万円
利回り 2.0%〜7.0%
運用期間 3〜36ヶ月

詳細を見る公式サイトを見る

maneo(マネオ)

maneo(マネオ)は2008年10月にスタートした日本初のソーシャルレンディングサービスです。

成立ローンは現時点で700億円を超えており、会員数は45000人以上。

業界シェア率も2015年では50%以上でした。

業界最古でありながら業界最大手のmaneoを運営するのはmaneoマーケット株式会社で、こちらはmaneoの他に9つのソーシャルレンディングサービスを運営しています。

運用期間は2ヶ月〜36ヶ月とありますが、多くのファンドが12ヶ月〜24ヶ月の長期ファンドです。

また、超短期以外のものであれば殆どの案件に担保か保証が付いています。

平均利回りは7%を超えているので、大手でありながらも高利回りが期待できます。

投資初心者の中でもじっくりお金を預けたいという方におすすめです。

maneo

口座開設 無料
出金手数料 有料
最小投資額 2万円~
利回り 4.0%~12.0%
運用期間 2〜36ヶ月

詳細を見る公式サイトを見る

Lucky Bank(ラッキーバンク)

Lucky Bank(ラッキーバンク)は日本で初めて不動産事業者向けに特化したソーシャルレンディングサービスです。

不動産特化ということで、全ての案件に不動産の担保が付いています。

例えば4月26日に募集された第237号ローンファンド Lucky Bank 85億円突破記念(東京都品川区不動産担保ローン)を見てみます。

この案件は不動産評価額3億5千万円に対し、計6千万円を融資し第一順位根抵当権を設定しています。

第一順位根抵当権とは、返済不可能になった際、通常担保不動産を売却して返済金に当てますがその返済される順番が一番目ということです。

この場合、不動産評価額の6分の1程度の融資+第一順位根抵当権ということでデフォルトリスクは相当低い優良案件と言えます。

ラッキーバンクではこのような優良案件を多数取り扱っていることもあり、投資家からの人気は絶大で案件を募集しても数分で満額成立することも少なくありません。

歴史はまだまだ浅いですが、成立ローンも90億円を突破する勢いがあり、今最も注目されているサービスです。

全不動産担保付き、出金手数料無料で好条件にも関わらず平均利回りは9%以上ととても魅力的です。

運用期間は12ヶ月以上の長期案件が多いので、高利回りは譲れない!でも好条件のものをじっくり運用したい!という欲張りな要求にも応えてくれるサービスです。

ラッキーバンク

口座開設 無料
出金手数料 無料
最小投資額 1万円~
利回り 6.0%~10.0%
運用期間 1〜36ヶ月

詳細を見る公式サイトを見る

Crowd Bank(クラウドバンク)

Crowd Bank(クラウドバンク)は日本初の証券会社が運営するソーシャルレンディングです。

1993年に設立された日本クラウド証券が運営しています。

2013年12月にサービスがスタートしていますが、累計成立ローンは13億と少し物足りない気がします。

ただ、出金手数料が無料なこと、担保と保証がダブルで付いている案件を数多く扱っていること、運用期間が半年以下の短期案件を多数扱っていることが、リスク回避思考の投資初心者にマッチしています。

特に担保と保証のダブル付きは、クラウドバンク以外では中々見られないため魅力的です。

平均利回りも6.7%程度と他のサービスとそれほど変わりません。

ソーシャルレンディングの感覚を掴むために、とりあえずお試しで超短期&担保・保証ダブル付き案件に投資してみるも良いと思います。

クラウドバンク

口座開設 無料
出金手数料 無料
最小投資額 1万円~
利回り 4.2%~7.5%
運用期間 1〜12ヶ月

詳細を見る公式サイトを見る

CrowdLease(クラウドリース)

CrowdLease(クラウドリース)は2016年2月にスタートしました。

飲食店・パチンコ事業者に対し、融資を行うローン会社へ貸付を行っております。

maneoマーケットグループの1つであり、サービススタートは2016年2月と比較的最近ですが、成立ローンの総額は28億円とかなりの資金を集めています。

また殆どの案件が満額成立していることから特殊なローン会社への融資にも関わらず人気のあるサービスです。

人気の理由はクラウドバンクと似ていますが、担保・保証のダブル付き案件が多いこと、高利回りなこと、運用期間が短いことなどが挙げられます。

ローン会社が融資した資金は設備購入費(パチンコ台など)に使われます。

パチンコ業界は支払い遅延が起こると次回の台の仕入れが困難になり、それにより客入が著しく低下してしまいます。

その為、期限はきっちり守るため遅延リスクが少なく、また担保・保証も付いていることで投資未経験者でも安心して投資することができます。

平均利回りは10%前後でこれは業界第三位の高利回り。

運用期間も最短で1ヶ月、長くても12ヶ月程度なので、短期運用したい投資初心者に特におすすめです。

クラウドバンク

口座開設 無料
出金手数料 有料
最小投資額 2万円~
利回り 5%~10%
運用期間 1〜12ヶ月

詳細を見る公式サイトを見る

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ソーシャルレンディング利用者のうち、それまで投資が未経験だった方は多くいます。

また、先日行われたソーシャルレンディングサミットの参加者の内、半数は投資未経験だったとの報告もあります。

投資ではなく、お金を増やす選択肢として認識されてきているようです。

今後もこのソーシャルレンディング業界は伸びていくことが専門家の中では予想されています。

ソーシャルレンディングは誰でも簡単に始められるサービスです。

是非、この機会にソーシャルレンディングで資産運用を試してみてください。

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執筆者: 大人のソーシャルレンディング編集部

OSL(大人のソーシャルレンディング)編集部。ソーシャルレンディング会社の徹底解析から実際の運用まで、ソーシャルレンディングの魅力と動向を追いかけます。