ソーシャルレンディングの注意点、問題点

ソーシャルレンディングはメリットも多い反面、リスクがあることも十分に抑えておく必要があります。

貸し倒れ

通常の金融業者の場合、担保や保証があればその権利を行使して回収します。

しかし、ソーシャルレンディングの場合、サービス会社が返済を肩代わりすることはありません。

つまり貸し倒れのリスクは全面的にレンダーが負うことになります。

対策としては、担保や保証付きのボロワーや、企業の代表者が保証しているもの等、信用度の高い借り手を選択すると貸し倒れが発生した場合、資金が返ってくる可能性は高いです。

サービス会社の破綻

どのサービス会社も規模が決して大きいとは言えず、サービス会社自体が破綻する可能性もあります。

万一サービス会社が破綻した場合、投資した資金が返ってこないリスクがあります。

サービス会社は各社とも、万一に備えたセーフティ機構を備えており、サービス会社破綻の際にもレンダーの資金が極力守られるようにはなっていますが、実際にその仕組みがどこまで役に立つかは不明です。

対策としては、サービス会社の経営状況を定期的にチェックすることです。

貸出額が減少していたり、貸し倒れ率が急に増えた場合、サービスの仕組みや会社に問題がある可能性が高く、危険な徴候と言えるでしょう。

途中売却・解約は不可

銀行の定期預金はいつでも解約可能で、国債や株式などもいつでも売却が可能です。

しかし、ソーシャルレンディングで一度お金を貸してしまうと、貸出期間中に解約することができません。

リターンがあるのは決められた月々の返済額程度です。

「TATERU Lending」などの例外的に途中解約が可能なサービスも存在しますが、ごく一部です。

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執筆者: OSL編集部

OSL(大人のソーシャルレンディング)編集部。ソーシャルレンディング会社の徹底解析から実際の運用まで、ソーシャルレンディングの魅力と動向を追いかけます。