OwnersBook(オーナーズブック)の特徴、メリット、デメリット | 不動産特化メザニンローンが中心で高利回り概要

会社概要

OwnersBookはロードスターキャピタル株式会社(2012年4月設立)が運営母体のソーシャルレンディングサービスです。

ロードスターキャピタル株式会社の子会社であるロードスターファンディング株式会社によって2014年9月からサービスが開始されています。

主に不動産に特化した案件を取り扱っており、ロードスターキャピタル株式会社は不動産の自己運用・仲介・コンサルティング等を行っている総合不動産会社です。

中国にてSNSサービスを運営するRenren社からの資本と、個人資産家からの資本で運営されています。

案件の種類

OwnersBookではメザニンローンを中心として、エクイティ型案件も取り扱っています。

年間利回りは4.0%~7.0%程度で、殆どの案件が5%程度になっています。

運用期間はおおよそ4ヶ月から2年程度で、短期~中期にかけての案件がほとんどを占めています。

維持手数料、取引手数料は無料で、1万円からの少額投資も可能です。

ただし、投資口座への振込と払い戻しにはそれぞれ別途費用がかかります。

OwnersBookを利用している借り手同士で、匿名での対話も可能であるため、積極的な情報交換が可能です。

メザニンローン

メザニンローンとは不動産融資(ローン)の形態の1つで、不動産購入の際に銀行融資と自己資金では足りない場合の穴埋めとしての役割を果たします。

銀行融資を受けても購入資金が足りない場合に借りるのが、メザニンローンというわけです。

メザニンローンは通常借入である銀行融資よりも優先順位が下がるため、借り手の返済が滞り担保となる不動産を処分してローンを回収する際に、銀行融資の債権者を回収して、残余金があった場合に回収をすることになります。

つまり、借り手の返済が滞った際の債権回収における優先順位が低く、投資元本の回収が難しいため、ミドルリスクのソーシャルレンディングとなります。

エクイティ型案件

エクイティ型案件は不動産の賃料収入や売却益が配当原資になっています。

そのため、購入時よりも高い金額で不動産を売却できればその分配当が増えまずが、購入時よりも安い金額で売却すると元本が全額毀損する可能性もあります。

不動産価格の影響を受けやすいため、メザニンローンと同様にミドルリスク・ミドルリターンだと考えた方がいいでしょう。



公式サイトを見る

特徴

メリット

1.口座の維持手数料、取引手数料は無料

運用にかかる費用は口座振込や払い戻しの手数料のみなので、とりあえず口座だけ開設してみるということができます。

2.利回りが高い

メザニンローンは銀行からの融資であるシニアローンより返済順位が後になる借入れのため、利回りがシニアローンより高くなります。

ただし、利回りが高い分借りての返済が滞った際には元本回収が難しくなるため、リスクとリターンをきちんと考える必要があります。

デメリット

閲覧するタイミングによっては募集中の案件が数件しかない場合があるため、こまめにサービスサイトをチェックする必要があります。

その場合、利回り率が高ければ高いほど競争率が激しいことが予想されます。

思ったような運用が出来ず、すぐに募集終了となってしまう可能性も孕んでいるため、他サービスと併用することが望ましいでしょう。

また、上述したようにメザニンローンは抵当権の債権回収における優先順位が低いため、返済が想定していた時期よりも遅れる可能性があります。

詳細情報

運用利回り 4.0%~7.0%
(参考値)
運用期間 4ヶ月〜30ヶ月
(参考値)
最小投資金額 1万円〜
口座管理費 無料
運用手数料 無料
入金手数料 投資家負担
出金手数料 300円+(消費税・地方消費税)

会社情報

会社名 ロードスターキャピタル株式会社
設立 2012年3月14日
資本金 1,300,000,000円
(2018年12月時点)

財務情報

単位:百万円
総資産額 純資産額 売上高 経常利益
2013年12月期 598 72 251 128
2014年12月期 3,231 664 756 201
2015年12月期 6,023 1,609 2,988 681
2016年12月期 13,929 2,176 4,652 680
2017年12月期 21,979 4,557 8,794 1,189



公式サイトを見る

サービス業者検索

  参考になったらソーシャルシェア:

執筆者: OSL編集部

OSL(大人のソーシャルレンディング)編集部。ソーシャルレンディング会社の徹底解析から実際の運用まで、ソーシャルレンディングの魅力と動向を追いかけます。