ソーシャルレンディングサービスは毎年続々と新しいサービスが登場しています。
この記事では現在国内で提供している全22社のサービス概要や特徴、金利などを紹介しています。
口座開設の参考としてご利用下さい。
また、見出しについている★の数は口座開設のおすすめ度を表しています。
目次
- 1 SBIソーシャルレンディング★★★★★
- 2 CrowdCredit(クラウドクレジット)★★★★★
- 3 OwnersBook(オーナーズブック)★★★★☆
- 4 Crowd Bank(クラウドバンク)★★★★☆
- 5 maneo(マネオ)★★★★☆
- 6 LCレンディング★★★☆☆
- 7 CrowdLease(クラウドリース)★★★☆☆
- 8 TATERU FUNDING(タテルファンディング)★★★☆☆
- 9 AMERICAN FUNDING(アメリカンファンディング)★★★☆☆
- 10 さくらソーシャルレンディング★★☆☆☆
- 11 SMART LEND(スマートレンド)★★☆☆☆
- 12 CrowdRealty(クラウドリアルティ)★★☆☆☆
- 13 Trust Lending(トラストレンディング)★★☆☆☆
- 14 GAIA FUNDING(ガイアファンディング)★☆☆☆☆
- 15 J-lending(ジェイ・レンディング)★☆☆☆☆
- 16 AQUSH★☆☆☆☆
- 17 SMART EQUITY(スマートエクイティ)★☆☆☆☆
- 18 Lucky Bank(ラッキーバンク)☆☆☆☆☆
- 19 みんなのクレジット☆☆☆☆
- 20 Green Infra Lending(グリーンインフラレンディング)☆☆☆☆☆
- 21 CAMPFIRE(キャンプファイア):番外編
- 22 FUNDINNO(ファンディーノ):番外編
- 23 まとめ
SBIソーシャルレンディング★★★★★
証券、銀行、保険など金融会社を傘下に収めるSBIホールディングスグループの会社です。
親会社が大きいので、運営会社として安心感があります。
会社設立は2008年1月、ソーシャルレンディング事業は2011年3月からスタートさせています。
案件は大きく4つに分類され、SBISL不動産担保ローン事業者ファンド、SBISLカンボジア技能実習生支援ローンファンド、SBISLメガソーラーブリッジローンファンド、SBISL不動産バイヤーズローンファンド,SBISLオーダーメード型ローンファンドがあります。
親会社が金融の大手グループであるため、経営の健全性や信用性があるというのは最大のメリットといえます。
その分リスクを抑えている案件が多いので、金利自体は他のソーシャルレンディングサービスに比べると低いという印象があります。
SBIソーシャルレンディングは他のソーシャルレンディングサービスと異なり、出資する案件に申込みした後に、出資金を振り込む形式になります。
2018年11月16日に発表された内容によりますと、2019年1月(予定)より入金(出資金の送金)の手数料を無料にする準備を進めているようです。
条件としては住信SBIネット銀行の口座を持っているユーザーが対象ということで、これが実現すれば手数料を負担することなく、入金(出資金の送金)ができるようになります。
もともと分配金の出金が無料のため、入金手数料が無料になれば入出金共に完全無料ということになります。
また、SBIソーシャルレンディングの財務情報を見ていくと、通期ではまだ赤字であるものの、2018年3月期は黒字に転向しており、2019年3月期はさらに利益を伸ばしています。
このまま利益が伸びていけば通期での赤字も解消できるため、財務状況も今の所は良好であると言えるでしょう。
これからソーシャルレンディングをはじめるという方にもおすすめできるサービスです。
SBIソーシャルレンディングの詳細情報
運用利回り | 3.2%〜10.0% (参考値) |
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運用期間 | 1ヶ月〜34ヶ月 (参考値) |
最小投資金額 | 1万円〜 |
口座管理費 | 無料 |
入金手数料 | 投資家負担 |
出金手数料 | 無料 |
CrowdCredit(クラウドクレジット)★★★★★
クラウドクレジットは世界の新興国向けに特化したソーシャルレンディングサービスを提供しています。
2016年後半からユーザー登録数は急激に伸び、2016年12月には登録ユーザー数が2,500人を突破しています。
新興国では高い経済成長率を記録している一方で、豊富な資金需要に対して市場の供給が追いついていないという現状があります。
クラウドクレジットはそういった新興国の資金需要に応じた案件を中心に扱っています。
実際には以下のような新興国への貸付を行っています。
■北米・南米
ペルー、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、
■アフリカ
南アフリカ
■欧州
エストニア、スロバキア、フィンランド
厳密に言えば、クラウドクレジットはこれらの新興国に直接貸し付けているのではなく、それらの国の案件を扱う海外のファンドと連携することで、これらの国々への貸付を実現しています。
案件ごとの金利は2.5%〜13.5%の範囲の案件がありますが、概ね10%前後を期待利回りとするものが多いです。
この利回りはあくまで期待利回りであり、実際の利回りと差が出る場合があります。
為替リスクやカントリーリスクにより、現地通貨では予定通りの利回りだったが円高の進行によってマイナスの利回りになってしまうことも起こりえます。
逆に円安が運用開始時点から進行すれば、期待利回り以上の利益を得ることも可能ということになります。
案件によっては為替ヘッジ(為替の変動による収益の変動を抑える方法)を行うことで、為替の影響を最小限に抑える商品もあります。
担保と保証はクラウドクレジットが貸付している提携事業者に依存しています。
ペルー小口債務者支援プロジェクトの例では、担保や保証という方法ではなく、小口分散投資を行うことで、一定割合貸し倒れは起こるという想定のもと、統計的に資金を回収が出来る貸付を行っています。
また、新興国の事業向けローンでは、「実物資産による裏付け」という表現が用いられています。
これは不動産など売却可能な資産があるため、日本で言う不動産の担保と同じような効果があると公式サイトで紹介されています。
他のソーシャルレンディングサービスに比べても高利回りが期待出来る一方で、リスクは慎重に判断したいところです。
最小投資額は1万円から可能ですので、ポートフォリオの一部として少額を組み込むという方法もあるでしょう
入金時に振込手数料は必要ですが、出金時の手数料は無料ですので、少額の利益でも安心です。
財務状況を見てみると、2018年4月31日に公表された第6期決算公告では、当期が-765,166千円の赤字、通期-765,166千円の赤字決算となっています。
とはいえ、ソーシャルレンディングのサービス会社は通期で赤字決算になっている企業が多く、むしろ黒字の会社の方が少なぐらいです。
クラウドクレジットは資本金も多いため、今すぐにどうこうということにはならないと思いますが、サービスを選ぶための材料としては考慮した方が良いでしょう。
クラウドクレジットの詳細情報
運用利回り | 2.5%〜13.5% (参考値) |
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運用期間 | 7ヶ月〜37ヶ月 (参考値) |
最小投資金額 | 1万円〜 |
口座管理費 | 無料 |
運用手数料 | 1.0%〜2.0% (参考値) |
入金手数料 | 投資家負担 |
出金手数料 | 無料 |
OwnersBook(オーナーズブック)★★★★☆
OwnersBookはロードスターキャピタル株式会社(2012年4月設立)が運営母体のソーシャルレンディングサービスです。
ロードスターキャピタル株式会社の子会社であるロードスターファンディング株式会社によって2014年9月からサービスが開始されています。
主に不動産に特化した案件を取り扱っており、ロードスターキャピタル株式会社は不動産の自己運用・仲介・コンサルティング等を行っている総合不動産会社です。
中国にてSNSサービスを運営するRenren社からの資本と、個人資産家からの資本で運営されています。
OwnersBookではメザニンローンを中心として、エクイティ型案件も取り扱っています。
年間利回りは4.0%~7.0%程度で、殆どの案件が5%程度になっています。
運用期間はおおよそ4ヶ月から2年程度で、短期~中期にかけての案件がほとんどを占めています。
維持手数料、取引手数料は無料で、1万円からの少額投資も可能です。
ただし、投資口座への振込と払い戻しにはそれぞれ別途費用がかかります。
OwnersBookを利用している借り手同士で、匿名での対話も可能であるため、積極的な情報交換が可能です。
メザニンローンとは不動産融資(ローン)の形態の1つで、不動産購入の際に銀行融資と自己資金では足りない場合の穴埋めとしての役割を果たします。
銀行融資を受けても購入資金が足りない場合に借りるのが、メザニンローンというわけです。
メザニンローンは通常借入である銀行融資よりも優先順位が下がるため、借り手の返済が滞り担保となる不動産を処分してローンを回収する際に、銀行融資の債権者を回収して、残余金があった場合に回収をすることになります。
つまり、借り手の返済が滞った際の債権回収における優先順位が低く、投資元本の回収が難しいため、ミドルリスクのソーシャルレンディングとなります。
エクイティ型案件は不動産の賃料収入や売却益が配当原資になっています。
そのため、購入時よりも高い金額で不動産を売却できればその分配当が増えまずが、購入時よりも安い金額で売却すると元本が全額毀損する可能性もあります。
不動産価格の影響を受けやすいため、メザニンローンと同様にミドルリスク・ミドルリターンだと考えた方がいいでしょう。
財務情報見てみると、2013年12月期から2017年12月期まで全て黒字決算となっており、2017年12月にいたっては1,189百万円の黒字となっています。
このことから、おそらく通期の純利益も黒字であると予想されるので、財務状況は非常に良好であるといえます。
また、業務改善命令や業務停止命令を受けた記録がないのもプラス要素だと言えるでしょう。
OwnersBook(オーナーズブック)
運用利回り | 4.0%~7.0% (参考値) |
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運用期間 | 4ヶ月〜30ヶ月 (参考値) |
最小投資金額 | 1万円〜 |
口座管理費 | 無料 |
運用手数料 | 無料 |
入金手数料 | 投資家負担 |
出金手数料 | 300円+(消費税・地方消費税) |
Crowd Bank(クラウドバンク)★★★★☆
クラウドバンクは日本クラウド証券という証券会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。
会社の設立は1993年にディーブレイン証券としてスタートし、2013年に日本クラウド証券という名称に変更されています。ソーシャルレンディングのサービス開始は2013年12月です。
クラウドバンクの案件は個人や少額からでも、多くの人が集い資金を集約することによって、小口投資では不可能だった投資案件への参加を可能にしています。
実績平均利回りが6.79%と公表されており、爆発的な利回りではないものの、着実に投資を行いたい人には向いているサービスだと言えます。
ファンドの種類は新興国マイクロファイナンスファンド、不動産担保型ローンファンド、中小企業支援型ローンファンド、代替エネルギー特化型ローンファンドの4種類です、運用期間は3ヶ月〜6ヶ月と短いものがほとんどです。
案件に関して投資のスキームやどういう用途として資金が使われるのかが他社のサービスに比べても丁寧に説明されています。
取扱の案件の種類の幅が広く、クラウドバンクだけでも様々なジャンルの案件に投資出来るのが魅力的です。
ただし、担保条件や保証条件が案件ごとにバラバラなので、資金の保全性には投資家の判断が必要になります。
他社のサービスでは全ての案件に統一した担保条件や保証条件などがありますが、クラウドバンクでは担保として十分な案件もあれば、劣後ローンと呼ばれる返済の優先順位の低い案件もあります。
投資に対するリスクがどの程度許容できるかの投資家がしっかりと判断する必要があります。
新興国マイクロファイナンスファンドでは、担保や保証はありませんが、投資したお金は複数のマイクロファンディング機関により小口分散で融資されます。
貸し倒れがあった場合でも他の機関の運用益でカバーされるようになっています。
不動産担保ローンでは、担保の性質は案件によって異なります。
不動産担保ローン○○○号という募集案件の例では、事業者が不動産を購入する場合に、銀行からの融資では足りない部分を補うために不動産に抵当権を設定した債権を担保としてクラウドバンクが融資をするものです。
財務状況を見てみると、通期での純利益は不明です。
しかし、2017年3月期までは当期で赤字決算となっていますが、2018年3月期からは465百万円の黒字へと転換しており、財務状況は良好と言えるでしょう。
Crowd Bank(クラウドバンク)
運用利回り | 4.2%〜7.5% (参考値) |
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運用期間 | 2ヶ月〜36ヶ月 (参考値) |
最小投資金額 | 1万円〜 |
口座管理費 | 無料 |
運用手数料 | 無料 |
入金手数料 | お客様負担 |
出金手数料 | 無料 最低出金額は原則1000円 |
maneo(マネオ)★★★★☆
「maneo」はソーシャルレンディングの国内シェア率50%の最大手のソーシャルレンディングサービスです。maneoの名の由来はmaney(お金)とneo(新しい)の造語から生まれています。
ソーシャルレンディングサービスとして最も古く、2008年よりサービスを開始しています。2018年には成約ローン額が1000億円を突破しています。
maneoはソーシャルレンディングで投資したい投資家がまず抑えて置きたいソーシャルレンディングサービスと言えるでしょう。
はじめての方にmaenoをおすすめする理由の一つは会員連携サービスでしょう。maenoに会員登録することで、提携している複数のソーシャルレンディングサービスの口座開設が可能となっています。
maneoは案件の種類も多いというメリットがある反面、案件の安全性や担保や保証はしっかりと確認しておく必要があります。
maneoはソーシャルレンディングの投資家の募集や審査のプラットフォームを他社のソーシャルレンディング会社にも提供しており、maneoのサービスの中でも他社の運営する一部の案件に申し込みすることも可能です。
最小投資額は2万円から可能ですが、多くの案件は5万円程度からの募集となっているようです。
投資利回りは案件によってばらつきはありますが、4.0%〜8.0%程度の案件が多いです。
案件の運用期間は3ヶ月〜12ヶ月の範囲に収まる案件が多いですが、案件によっては最長で36ヶ月となるものもあります。
始めたばかりの方は投資額5万円程度で運用期間が3ヶ月など出来るだけ短い案件を選択することをおすすめします。
手数料はmaneoの口座にお金を入金するとき、及び出金するときに振込手数料が発生します。Maneoの口座管理は三菱東京UFJ銀行となっていますので、同銀行の口座をお持ちであれば、手数料を節約することができます。
案件に応じて、担保、又は保証が設定されています。
担保不動産は具体的な駅名の指定はないものの、駅からの距離や担保価値などが明記されているので、それらを判断の基準とすればよいでしょう。
保証の場合は保証がある場合、借り手企業の代表者が個人として支払いを保証するもの、あるいは借り手企業の親会社が連帯して保証する場合等、様々な保証方法があります。
maneoの詳細情報
運用利回り | 4.0%〜8.0% (参考値) |
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運用期間 | 3ヶ月〜36ヶ月 (参考値) |
最小投資金額 | 2万円〜 |
入金手数料 | 投資家負担 |
出金手数料 | 無料 |
LCレンディング★★★☆☆
LCレンディングは不動産案件に特化したソーシャルレンディングサービスです。2015年7月よりサービスを開始しています。
LCレンディング株式会社はロジコムグループの100%子会社であるLCレンディングによって運営されています。投資家の募集や管理はmaneoマーケットに業務委託しています。
上場企業で親会社であるロジコム社による保証をつけた案件(ロジコム保証つきファンド)もあるので、案件の貸し倒れリスクの心配が少ないということもあり、投資家には非常に人気となっています。
最小投資額は2万円〜、運用利回りは兵員6.2%となっています。運用利回りは他社に比べてやや低いですが、保証がしっかりしていることを考えると信頼性は高いといえます。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 2万円〜 |
利回り | 平均6.2% |
募集中案件数 | 4~5件程度 |
貸倒件数 | 0件 |
CrowdLease(クラウドリース)★★★☆☆
クラウドリースは飲食関連企業やパチンコ店関係を中心とした中小企業関連会社への貸付・リース・割賦販売を行う関連会社への貸付を行なっています。
サービスの会社は2016年2月から行っています。
maneoに募集取扱い(取得勧誘)などの運営を業務委託しており、借り手となる中小企業関連会社の管理をクラウドリースで行なっています。
必ずリース物件や日々の売上を担保としています。
パチンコ店は不動産を所有していることがあり、その場合は不動産を担保としています。
また案件によっては、動産所有権移転留保を担保としています。動産所有権移転留保ではパチンコ店への投資案件の場合パチンコ台などの機器を担保としています。
パチンコ業界はパチンコ台の代金の支払いが滞ると、他社でも仕入れがこんなになるという業界特有の慣習もあり、不払いを抑制するためのインセンティブが働いています。
最小投資額は2万円から、利回りは5.0%〜8.0%となっています。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 2万円〜 |
利回り | 5%~8% |
募集中案件数 | 1〜4件程度 |
貸倒件数 | 0件 |
TATERU FUNDING(タテルファンディング)★★★☆☆
TATERU FUNDINGは不動産投資を扱うソーシャルレンディングサービスです。
東証一部上場のインベスターズクラウドが運営しています。自社で建築施工したデザイナーズアパートや、民泊物件、海外不動産なども扱っています。
第三の不動産事業者への貸付は行っておらず、自社案件の資金として活用されます。(貸金業の免許は取得していません。)
3~4ヶ月に1案件のペースで募集を行っており、いずれも愛知、大阪の不動産案件となっています。
タテルファンディングは業界では珍しく、出資金の解約、第三者への譲渡や名義変更は無料で行ってくれます。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 10万円 |
利回り | 5% |
募集中案件数 | 0〜1 件 |
貸倒件数 | 0件 |
AMERICAN FUNDING(アメリカンファンディング)★★★☆☆
アメリカンファンディングはアメリカの不動産に特化したソーシャルレンディングサービスです。
サービスは2016年7月から開始しており、投資家の募集、取り扱いはmaneoマーケットが行っています。
投資対象としてはテキサス州、カリフォルニア州の案件を扱っています。
テキサス、カリフォルニアはアメリカの中でも不動産の需要が高く、安定した運用が見込まれているそうです。
すべての案件が不動産担保を設定しており、さらに融資額を評価額の70%までに抑えリスクを分散させています。
募集した資金でアメリカの不動産事業者への融資を行います。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 2万円 |
利回り | 5%〜10% |
募集中案件数 | 1〜2 件 |
貸倒件数 | 0件 |
さくらソーシャルレンディング★★☆☆☆
さくらソーシャルレンディングは地方創生型クラウドファンディングとして、主に地方部の事業者への融資を中心に行っています。
サービス開始は2016年12月とまだ生まれて間もないサービスです。投資家の募集、取り扱いはmaneoマーケットに委託しています。
本社は福岡に位置し、募集案件はいずれも福岡と名古屋の事業者向けの案件を扱っています。
サービス開始当初の取扱案件の事業は、太陽光発電事業とビルメンテナンスでした。
今後、以下のジャンルへの投資案件を扱っていくようです。
・売買不動産投資案件
・不動産分譲開発投資案件
・開業・設備資金の投資案件
・自然エネルギー事業案件
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 2万円 |
利回り | 5%〜10% |
募集中案件数 | 0〜2 件 |
貸倒件数 | 0件 |
SMART LEND(スマートレンド)★★☆☆☆
大企業からベンチャー企業まで大小問わず様々な会社の規模に対して融資を行っているのがソーシャルレンディングサービスです。
国内の事業者への融資以外にも、日本企業が海外へ進出する際の融資、また海外の事業者が日本でお金を借りたい際の融資なども積極的に扱っています。
案件の一例を見てみると、運用期間が1ヶ月の案件がありますが、これは家賃保証会社への融資で、年末年始や長期連休の際に、一時的に事業者が支払いを建て替えるための資金需要になります。家賃の入金は安定した収入となっているので、極めて安全性が高い案件となっています。
最小投資額は3万円から、利回りは5%~12%となっています。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 3万円〜 |
利回り | 5%~12% |
募集中案件数 | 2件程度 |
貸倒件数 | 0件 |
CrowdRealty(クラウドリアルティ)★★☆☆☆
クラウドリアルティは国内外の不動産関連プロジェクトへの投資案件を扱うソーシャルレンディングサービスです。
サービス開始は2016年12月にスタートさせています。
国内では不動産のリノベーション案件や新規開発、収益不動産の証券化などの案件を扱い、海外では現物不動産や不動産を裏付け資産としたローン債権を扱っています。(一部や予定)
1号案件として、エストニアの不動産担保ローンが募集されました。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 5万円 |
利回り | 9% |
募集中案件数 | 0〜1 件 |
貸倒件数 | 0件 |
Trust Lending(トラストレンディング)★★☆☆☆
トラストレンディングは不動産担保の事業性ローンを中心に扱っているソーシャルレンディングサービスです。
創業は2004年と古く、もともと不動産や債権を担保に企業への融資を行ってきた会社です。ソーシャルレンディングのサービス自体は2015年10月からスタートさせています。
いずれの案件も人気が高く、募集開始から数分〜数十分程度で満額となり募集が終了しています。
担保不動産は流動性の高い一等地の案件を設定しています。不動産評価額も十分に設定している案件が多いので、安心して投資することが出来ます。とはいえ担保の設定については、投資の案件によって異なりますので、投資の前に十分に確認しておく必要があります。
トラストレンディングではソーシャルレンディングサービスの中では珍しく預託口座がありません。
預託口座とは、ソーシャルレンディングのサービス内に投資家の口座を設定するものです。投資家は一旦預託口座に資金を預け入れ、預託口座から投資資金を出したり、利払いを受け取ることになります。
トラストレンディングの場合は、案件の出資額を振り込み、利払いや元金は改めて投資家の口座に振込むという形式となっています。
預託口座がないため、サービス会社が万が一倒産することがあっても、資金を失う恐れがないというメリットがあります。
最小投資額は10万円から、利回りは10%前後の高利回りの案件が多くあります。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 10万円〜 |
利回り | 4%~12% |
募集中案件数 | 1〜2件程度 |
貸倒件数 | 0件 |
GAIA FUNDING(ガイアファンディング)★☆☆☆☆
ガイアファンディングは、アメリカの不動産に投資対象を絞っているのが最大の特徴です。
サービスは2015年10月にスタートさせています。代表取締役である眞鍋氏とケルビン氏はアメリカで「EQUIPOISE」という不動産開発ファンドを立ち上げています。そこで培った知識や経験、ネットワークを活かしてガイアファンディング株式会社を設立しています。
募集された投資資金はアメリカに建てられている住宅の購入とリフォームに企てられます。リフォームを行うことにより住宅の価値を上げ、売却することで利益を得ています。
リフォームする物件は数千万円から数億円と価格帯が幅広いです。
投資対象のエリアはカリフォルニア州をメインとして、ハワイ州やテキサス州の案件を多く扱っています。
すべての案件で不動産担保が設定されており、担保となる不動産の評価額の70%までしか投資しないという方針で運用されています。投資対象の地域ではリーマンショックの時点でも不動産価格は15%程度の下落でしたので、十分に余裕を見た融資設定といえます。
最小投資額は1万円、運用利回りは5%〜11%となっています。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 1万円〜 |
利回り | 5%~11% |
募集中案件数 | 2~3件程度 |
貸倒件数 | 0件 |
J-lending(ジェイ・レンディング)★☆☆☆☆
ジェイ・レンディングは主にパチンコホールを運営する事業者への融資案件を扱っているソーシャルレンディングサービスです。
運営会社はJASDAQ上場のJALCOホールディングの子会社である株式会社JALCOが運営しており、ソーシャルレンディングサービス自体は2015/11/24
に開始しています。
最小投資額は50万円以上、10万円単位と、他のソーシャルレンディングサービスに比べるとかなり高額な案件となっています。
2017年1月時点では総案件は2件となっており、あまり積極的に募集はしていないようです。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 50万円以上、10万円単位 |
利回り | 5%~6% |
募集中案件数 | 0 件 |
貸倒件数 | 0件 |
AQUSH★☆☆☆☆
保証会社不動産ローンを始め、エネルギーファンドなど様々なジャンルで融資を行うソーシャルレンディングサービスです。
maneoに引き続き、2009年12月、ソーシャルレンディングサービスとしては日本では2番目にサービスをスタートしています。
案件は、以下の4つのジャンルにカテゴリ化されています。
・保証ローンファンド
・グローバルファンド
・ecoエネルギーファンド
・AQUSHマーケット
AQUSHは、最近では新規で案件を募集していないため、投資家にとっては少し物足りないものもあります。
今後、新しい案件が出て来るのを期待したいところです。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 50万円以上、10万円単位 |
利回り | 4% |
募集中案件数 | 0 件 |
貸倒件数 | 0件 |
SMART EQUITY(スマートエクイティ)★☆☆☆☆
国内、海外問わず様々な案件のファンドを扱っています。大きく分けると匿名組合と社債のカテゴリに分けられるファンドを扱っています。
匿名組合案件としては、
・スリランカ預金ファンド
・中小企業応援ファンド
・トランクルーム投資ファンド
社債案件としては
・サプリ生活ボンド
・ソーラーボンド
・街づくりファンド
などの案件を扱っています。
最近のソーシャルレンディングサービスの中では珍しく?発行者の企業名を開示した上で案件の募集を行っています。サプリ生活ボンドでは利払いとは別で、投資先会社が販売するサプリ等ももらえます。
運用期間で長いものでトランクルーム投資ファンド84ヶ月(7年)、利回り1.8%という案件もあります。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 10万円 |
利回り | 1.8%〜8% |
募集中案件数 | 0〜1 件 |
貸倒件数 | 0件 |
Lucky Bank(ラッキーバンク)☆☆☆☆☆
ラッキーバンクは日本初の不動産事業者向けソーシャルレンディングサービスです。
他のソーシャルレンディングサービスと比べても人気が高く、案件の多くが募集開始から1時間以内には満額になってしまうほどです。
全案件に不動産担保がついており、さらに利回りが6%~10%と高いのが投資家にっては魅力的です。
ファンドで運営する不動産は、都心の一等地であることが多く、おのずと担保となるのもこれら都心の不動産になります。
最小投資額は1万円となっていますので、少額を運営したい方には魅力的です。但し、案件の人気が高いので、すぐに満額成立してしまい、投資の機会を得られないこともあいます。
募集開始の案内はTwitterなどでも情報発信していますので、フォローしておくと投資機会を逃さずに済みます。
ラッキーバンクの詳細情報
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 1万円〜 |
利回り | 6%〜10% |
募集中案件数 | 1~2件程度 |
貸倒件数 | 0件 |
みんなのクレジット☆☆☆☆
みんなのクレジットは法人向けに不動産、飲食店などの事業資金としての融資を中心とした案件を扱っています。
サービスは2016年4月から開始しています。
運用期間は3ヶ月〜1年と比較的運用期間の短い案件も多いので、ソーシャルレンディングを始めたばかりの方などで短い運用を試してみたい方におすすめです。
最小の投資額は10万円〜となっており、他社のサービスに比べて金額は高いです。運用利回りは5.2%~14.5%となっています。
すべての案件について動産、又は不動産の担保が設定されています。担保の評価額や抵当の順位がどの程度設定されているのかしっかりと確認しておきましょう。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 10万円〜 |
利回り | 5.2%~14.5% |
募集中案件数 | 2~3件程度 |
貸倒件数 | 0件 |
Green Infra Lending(グリーンインフラレンディング)☆☆☆☆☆
グリーンインフラレンディングは再生可能エネルギー事業に特化したソーシャルレンディングサービスです。
サービスは2016/09/26から開始されています。
太陽光、水力、バイオマス等の開発事業を行う事業者への融資案件を扱っています。現在はサービスがスタートしたばかりということもあり高い利回りが設定されています。
利回りは10%〜14%と非常に高い利回りが設定されています。
グリーンインフラレンディングの社長は元々JCサービスという再生可能エネルギー開発の事業を20年以上手がけています。元々maneoを通じてソーシャルレンディングから資金を調達していたようですが、今回独自で資金調達するための組織を立ち上げたようです。
口座開設 | 無料 |
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最小投資額 | 5万円〜 |
利回り | 10%~14% |
募集中案件数 | 2件程度 |
貸倒件数 | 0件 |
CAMPFIRE(キャンプファイア):番外編
キャンプファイアは国内最大のクラウドファンディングのサービスを提供しています。2016年11月にソーシャルレンディング事業への進出を発表し、2017年1月にはソーシャルレンディング事業とAI開発を目的とした3億円以上の資金調達を行いました。
クラウドファンディングで個人向けの案件を豊富に扱ってきたキャンプファイア。
ソーシャルレンディングでどのようなサービスを展開してくるか注目したいところです。
FUNDINNO(ファンディーノ):番外編
ファンディーノはソーシャルレンディングに分類されていますが、その実態は他のソーシャルレンディングサービスとは大きく異なっています。
ファンディーノはベンチャー企業など、非上場の株式をソーシャルレンディングを通して購入出来るようにした日本初のサービスです。
資金調達が必要な企業は1億円未満であれば、インターネットを通じて株式発行により資金調達出来るようになります。
投資家は投資に伴い、投資対象会社の株主となります。
投資家は、これまで上場した株式しか取得する方法がありませんでしたが、ファンディーノのサービスにより、未上場の会社の株式も取得出来るようになりました。
投資した会社が上場すれば大きな利益を生むことが出来ますが、上場できない場合や倒産した場合にお金が戻ってこないリスクもあります。
リスクに関してはハイリターン、ハイリスクの商品といえるでしょう。
投資家の投資上限額は1社あたり50万円までとなっています。
まとめ
ここまで現在ソーシャルレンディングサービスを提供する、また提供する予定の全22社を紹介して参りました。
まだ、2015年、2016年にサービスをスタートさせた会社ばかりですので、多くのサービスで金利を優遇した案件を出しています。
最小投資額が1万円からの案件もありますので、初心者の方は出来るだけハードルの低い案件から投資をはじめてみるとよいでしょう。
最後に紹介した案件を一覧でおさらいしておきましょう。
maneo(マネオ)
SBIソーシャルレンディング
Crowd Bank(クラウドバンク)
Lucky Bank(ラッキーバンク)
LCレンディング
みんなのクレジット
GAIA FUNDING(ガイアファンディング)
CrowdCredit(クラウドクレジット)
CrowdLease(クラウドリース)
Trust Lending(トラストレンディング)
Green Infra Lending(グリーンインフラレンディング)
SMART LEND(スマートレンド)
OwnersBook(オーナーズブック)
J-lending(ジェイ・レンディング)
AQUSH
SMART EQUITY(スマートエクイティ)
TATERU FUNDING(タテルファンディング)
AMERICAN FUNDING(アメリカンファンディング)
さくらソーシャルレンディング
CrowdRealty(クラウドリアルティ)
CAMPFIRE(キャンプファイア)
FUNDINNO(ファンディーノ)