TATERU FUNDINGの特徴、メリット、デメリット | 東証一部上場企業の不動産経営投資概要

会社概要

TATERU FUNDINGは株式会社インベスターズクラウドによって運営されています。
株式会社インベスターズクラウドは2006年1月に設立されており、今までオンライン上でアパート経営ができるアパート経営プラットフォーム「TATERU」、民泊代行サービス「TATERU bnb」などの事業を展開しています。
ソーシャルレンディング事業は2016年4月にサービスを開始しており、内容としては、不動産経営のための投資です。

特徴

TATERU FUNDINGの特徴としては、東証一部上場の株式会社インベスターズクラウドが建築施工したデザイナーズアパートへの投資ができることです。
自社が建築施工を担当したので、万が一トラベルが起きても的確な対策が打てること、過去の空室率などのデーターも管理しており確実な収益を望める物件をTATERU FUNDINGに提出している強みがあります。

・10万円からの投資
1口10万円からの投資あり、他ソーシャルレンディングサービスと比べると若干高めです。

・いつでも解約可能
いつでも解約可能で、解約手数料はありません。
ただし利益の分配金は、一定期間ごとの末日に権利を保有していることで得ることができますので、解約する際は注意する必要です。

・高い譲渡性
第三者に権利を譲渡することができます。その際の第三者への譲渡時手数料は無料であり、相続等に利用される名義変更の手数料もありません。

メリット

東証一部上場企業の事業であり、投資する不動産は自社が施工した物件であることから、堅実に多額の投資を行いたい方に向いています。
2016年12月時点で3件の案件が募集されている実績がありますが、いずれの案件の人気も高かったようです。

デメリット

利回りが5%と他ソーシャルレンディングサービスと比べると低く、投資金額が10万円からと比較的高価なことから、若干敷居が高いかと思います。
また第3号案件では、募集金額が出資募集金額の3倍を超えて先着順ではなく抽選によって投資家が選ばれました。今後同じルールの案件が募集された時、抽選によって選ばれることはデメリットかと思います。

担保と保証

担保はありません。
しかしTATERU FUNDING独自の優先出資者の制度を用いて、投資家の元本の安全性を高めています。

投資家は投資する際に、インベスターズクラウドと匿名組合契約を締結して優先出資者となります。インベスターズクラウドが出資する分を劣後出資といい、優先出資と劣後出資の合計額を運用資産として、その運用資産で得られた利益を分配します。
分配の時は、優先出資者に対して優先的に分配されます。

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運用不動産の価値が下落した場合、損害はまずインベスターズクラウドが負担します。元本全額をもって補填できない場合に、優先出資者の元本が減少します。
具体例を挙げて説明しますと、優先出資と劣後出資の運用資産に対しての比率が70%と30%の案件があるとします。運用資産の30%までの下落はインベスターズクラウドが負担するということです。

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詳細情報

運用利回り 5.0%
運用期間 11ヶ月〜12ヶ月
最小投資金額 10万円〜
口座管理費 無料

会社情報

会社名 株式会社インベスターズクラウド
設立 2006年1月
資本金 6億192万円(2015年12月24日現在)
入金手数料 お客様負担

財務情報

2016年12月に東証マザーズから東証一部に上場市場を変更しています。
また直近3年間の業績は右肩上がりで、成長企業と言えるかと思います。

*注意
2016/12の項目については第3四半期までの値です。

2014/12 2015/12 2016/12
売上高(百万円) 14614 21512 23921*注
営業利益(百万円) 925 1897 2246*注
経常利益(百万円) 941 1884 2245*注
当期純利益(百万円) 554 1127 1411*注

公式サイトより)



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執筆者: 大人のソーシャルレンディング編集部

OSL(大人のソーシャルレンディング)編集部。ソーシャルレンディング会社の徹底解析から実際の運用まで、ソーシャルレンディングの魅力と動向を追いかけます。